今週も遠方から御来店頂きました

こんにちは。
厳しい夏も終わりを告げようとしていますが
8月下旬突然事務所のエアコンが効かなくなっいてしまい
メーカーに来てもらい最終点検してもらい治るようであれば治してもらおうと
思いましたが原因が室外機の基盤とコンプレッサーもダメだという事で
急遽取り換えとなってしまいました。

新しいのが付くまで何日かはエアコンなしで過ごしましたが
そういう時に限って暑い日がぶり返し熱中症になるかと思いました。
エアコンの必要性つくづく感じましたね。

さてそんな中今週は遠い所からも御依頼が来ました。
まずは長野県伊那市よりオデッセイのI様が変速異常で御来店頂きました。
以前変速異常でATF交換などで対応して復調していたのですが
数ヶ月前に少し変速に違和感が出始めてホンダディーラーにて
ソレノイドのみ取り換えてもらったそうです。

交換直後は復調したそうですがまた少ししてからもっと悪くなり
また点検の依頼で御来店頂きました。
たまにソレノイドのみ取り換えてから余計悪くなったという相談もありますが
その1例だと思います。

こういう場合はよく点検してソレノイドに原因が有る場合は
もちろん効果は出ますが原因が他にある場合はその逆になる事がありますので
慎重に判断する事も必要です。
大変難しいですが。
I様オデッセイ変速異常修理

まずは入検でテスト走行しましたところ変速のタイミング自体少し早く
停止時のゴツンというショックが大きい事が判りました。
オイルリークか異物の混入かシフトバルブの変形などか?
とりあえずATFを抜いて汚れや鉄粉の確認をしてみましたところ
鉄粉はやはり多く出ています。
ATFは少し黒ずみが出始めている感じです。
DSCF2628

今回はATFをキッチリ交換して変化を確認してある程度判断してみる事に。
そして交換後テスト走行しますとずいぶん良くなっていますが
でもやはり今できる事では限界もあります。
後は変速点を変更してタイミングを合わせた事でまた少しはよくなりました。

あとは今後様子をみてもらい判断したいと思います。
1ヶ月程はいたわって乗ってもらう事に致しました。

そしてそれから5日後思わぬ良い返事が来ました。
I様からメールです。
全文そのまま御紹介させて頂きます。

井上様

先日は大変お世話になりました。
その後のATの調子ですが、2速3速の吹け上がりが嘘のように完全に直ってしまいました。
リバースも切り替わりが早くなりほとんどショックが無くなっています。
今回こそは厳しいかなと覚悟しておりましたが、神の手により完全復活です!
危機を何回も救っていただき本当にありがとうございます。
また次回もよろしくお願いいたします。
今回も本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

以上です。
I様本当に良かったですね。
お力になれて良かったです。
有難うございました。

そして次のお客様は大田区よりお越しのモビリオスパイクのK様です。
スパイクと言えばそうです。
CVTのジャダー修理です。
K様のスパイクも結構大きく長いジャダーの発生です。
まだ購入したばかりですが初めからこのような状態だそうです。
K様モビリオスパイクCVTジャダー修理
DSCF2630

いつも通りまずはCVTのシステムチェックを行い
スタートクラッチのテストなどを行ってから作業開始。
そしていつも通り作業完了後テスト走行して完成。

K様のスパイクも嘘のようにキッチリ治りました。
また同時にミッションマウンティングも亀裂が入っていたので
一緒に交換させて頂きました。
DSCF2632

元に戻って良かったです。
有難うございました。

そして次のお客様は横浜よりお越しのバモスのF様です。
以前もこのバモスのATFを交換させて頂きましたが
それから2万km走行したので再度交換の御依頼を頂きました。
やはり軽ですので汚れ具合も乗用車より早い気がします。
でももう16万kmなんですがね。
F様バモスATF交換

多少ショックが出始めたという事ですが交換後は全く無くなり
大変良い状態になっていると判断できます。
16万kmには見えないバモスだと思いますよ。
また宜しくお願いします。
有難うございました。

そして次のお客様は品川区よりお越しのモビリオのS様です。
S様のモビリオはまだ4万kmですがジャダーはがっつり出ています。
先程のK様のスパイクほど長くは出ていませんがジャダー自体は大きいです。
S様モビリオジャダー修理
DSCF2635
同じようにシステムチェック、クラッチ点検などを行い作業開始。
そして作業完了後最終チェックのテスト走行。
S様のモビリオも回復し加速減速とも問題は無いようです。
良かったです。

後はCVTオイルメンテナンスを定期的に行って下さい。
お大事に。
有難うございました。

そして次のお客様は山梨県の石和町よりお越しのN様のモビリオスパイクです。
N様はずいぶん前からジャダーに悩まされていて前に良い添加剤が有るという事で
それを入れたそうです。
やはり初めのうちは良かったそうですが今では入れる前より悪くなったようなという事です。

当店ではいつも発信していますがATやCVTには添加剤は禁物です。
仕組みは簡単。ただ滑らしているだけです。
滑らす事で振動やショックを抑えようという原理。
ただし効果がなくなると酷い事になるケースが多いのが厄介なところ。
N様モビリオスパイクジャダー修理
DSCF2643
今回はいけるかどうかが難しい所ですが
システムチェックなどからクラッチはまだ大丈夫そうという判断が出来ましたので
作業開始。
添加剤が入っていたので念入りにCVT内部を洗浄し、作業を行っていきます。
そして完了後どのように変化したか楽しみでもあり、ドキドキでもあります。
でも不安は一機にぶっ飛びましたね。
キッチリとジャダーも解消し加速減速も問題なくスムーズに走ります。
違和感が全く違和感も無いので問題は無いでしょう。

あとは、入検のテストでもう1つ不具合が出ている事が判明していました。
加速中に時々息つきが出ています。
点検の結果イグニッションコイル3番の不良。
DSCF2648
エンジンの自己診断は出ていませんがリーク跡が有ります。
今回は距離も行っている為コイル4本とプラグも同時に交換いたしました。
そしてもう1つ。
ミッションマウンティングもバックリと切れている為今回同時に交換させて頂きました。
DSCF2647

やはり不具合すべて解消されると違う車に感じてしまいますね。
やはり普通が良いです。
これでようやく違和感から解消されますね。
また大事に乗って下さい。
有難うございました。

そしてもうひと方は横浜よりお越しのモビリオスパイクのK様です。
K様は以前CVTオイル交換をさせていただいております。
今回は点検一式の御依頼です。
うっかり画像をとり忘れていましたので画像無しで済みません。
今回の点検では特に消耗品や不具合も無くエンジンオイル交換やワイパーゴム交換ほどで
CVTや他特に問題は無かったです。
安心してまた乗って下さい。

有難うございました。

今週もモビリオやスパイクも多かった週です。
恐らくもう少ししたらAT関連の依頼が増えてくるような感じがします。
ATやCVTなどはちょっと気を付けてあげれば解消できる事が有るんですが
意外に知られていないんですかね。

当店で修理やATF交換などをした方には教えてあげてますので
どうぞ1度はご利用いただいても損は無いと思いますよ。

是非お待ちしております。

続く・・・・。

 

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