こんにちは。
2月は忙しすぎて整備報告もままならなくて
楽しみにして下さっている方には大変申し訳ありません。
なるべく早く報告とは思っているんですが、作業優先しているとついつい後回しになってしまって・・・・。
溜まった作業報告一気に致します。
まずはRF3のステップワゴンからです。
こちらは1つはニュートラルスタートスイッチ不良が有りまして
まずは交換。
そしてオートマの変速異常。
2-3変速時、3-4変速時吹け上がり
2-1変速時ショック大です。
CPU診断ではこの辺の異常は出ていません。
ATFを見る限りは大変汚く、これでは異常な症状が出てもおかしくない
感じです。
まずはいつも通り洗浄をじっくりといきます。
洗浄経過を見ていく中でなんとなくですが、うまくいきそうな感が有りました。
でも、そう感じながら何度も騙されるケースもあるのですが
今回はいつもより確信ありました。
洗浄も終わり新油ATFを注入していざテスト走行に行きましたところ
予感的中!
温感状態でしたが走れば走る程状態がどんどん普通に戻っていきます。
翌日今度は冷間状態で走りましたがこちらもシフト時のショックや
吹け上がりも一切なくスムーズに変速していきました。
気持ちいいくらいに症状も収まり元の状態を取り戻しました。
良かったですね。
さてもう1台はラグレイトです。
こちらは変速異常にDランプ点滅。
やはりAT内部洗浄作業からですが
こちらも凄ーく汚れが酷く、やはりなるべくしてなったかなという感じです。
ATFは今まで1~2回しかやってないような感じです。
判る履歴はスタンドでのATF交換ステッカーのみ。
社外品か~。
とにかく汚れが酷い為洗浄を入念に行いました。
そしてこちらも中間のロードテストへGO-!
うーん、いいんでね~か。
今までの症状がうその様な感じがします。
AT内部洗浄で80%くらいに戻ったようです。
あとはソレノイド関係をすべてチェックして洗浄や交換作業で
元通りに復帰します。
そして馴染ませテストでは温感時ではありますが
いいんじゃないですかね。
大変スムーズな変速、タイミングも悪くないです。
交差点侵入後のアクセル踏み足しでもショックは普通。
これなら合格。
冷間状態ではまだ暖気運転は必要ですが
これだけ戻れば良いでしょう。
もうATF管理はちゃんとしましょうね。
そして、町田よりRA5オデッセイのオートマ変速異常で
御来店頂きました。
これは酷い!
変速時のジャダーは特に酷いです。
これではミッションが本当に壊れてしまいますよ。
でもこのオデッセイまだ5万kmなんですよね。
しかもATFは交換もしてきているようですが
どうも社外製のようです。
カストロールでなければいいんですが・・・・。
そしてとにかくAT内に入っているATFの成分を綺麗に洗い流す為
しっかりと洗浄していきます。
成分を取り除くためには簡単にATF交換だけでは全く無意味。
ブレンドはダメです。
中間検査でのテスト走行ではジャダーは消えました。
これだけでも進歩。
でも到底納得いく状態ではないです。
そしてソレノイドなど外して検査、洗浄、フィルター交換して
様子を見る為復帰。
馴染ませるためロードテストへ。
中間より大分良くなりましたが吹け上がりはまだです。
タイムラグが小さくなったので吹け上がり度も小さくなりましたが
5万kmでこれほどおかしくなるものかと思いますが
実際こうなっていますからね。
ようやくなんとか走りやすい車に仕上げましたが
当面はリハビリも必要です。
そしてユーザー登録の為車検証を拝見したところ
ナント、以前ATF交換した際入れたATFはカストロールでした。
カストロールがダメとはいいませんがホンダ車には入れないでほしいところです。
今まで見てきてカストロールを入れたATはみんな酷い状態になっております。
どのATFを見てもホンダ対応と書いてあると思いますが
それはメーカーが勝手に書いているだけでホンダのATFは規格外ですので
むやみに入れるのは避けましょう。
経験上の忠告です。
車を大事にされている方ほど社外のATFを入れる方が多い気がしますが
機能性を重視するなら純正が1番です。
続く・・・・。