こんにちは。
今週も忙しくやってます。
予定が詰まりすぎていて予約依頼のお客様達には大変ご迷惑を
おかけしておりますがどうぞご了承ください。
順番にお預かりしておりますが、軽作業等の御依頼は受けられればなるべく受けておりますので
ご相談ください。
預かり作業は恐れ入りますがご予約のほどお願いします。
さて、先日お預かりしましたラグレイトなんですが結果からしますと修理不能という事に。
高速道路上でギヤが入らなくなったという事で牽引で御入庫しました。
全てのギヤが入らなくなってしまったという事でした。
正直ヤバい事は100も承知。
お客様には治らない可能性も高い為よく話し合いをさせていただき
ある程度のところまではやってみようという事で作業は始めました。
まずはオイルを抜いた時点で相当ヤバい事が確信しました。
焦げたにおいが鼻をつき、水の様なオイルが出てきました。
これでは油圧は掛からなくて当然で、AT内を洗浄して新しいATFを入れたらどうだろうと思い
何度も洗浄はしますがいっこうに綺麗になっていきません。
が、適当なところで新しいATFを入れてみたらギヤが入れ替わって行きました。
少し光明が見えてきたかなと期待をしつつ作業は続けました。
がしかし、ATFが熱くなり始めるとまたギヤが入らなくなってしまいました。
ATFの粘度は戻しましたが(汚れはまだ黒ずんでますが)熱くなるとギヤが入れ替わらないという事は
原因は1つしか考えられません。
その確信が確実なものになりました。
オイルポンプの焼きつき不良でしかない。
もうこれでは改善修理の域を超えてしまっていて、ミッション、トルクコンバーター
ラジエーターも交換するようです。
そしてお客様と相談して廃車することになりました。
大変心苦しいですが、20万km走破車でもあったため治れば30万kmなんて事も
出来たかもしれませんね。
ここで皆様に忠告です。
当店はこうならないように改善修理をしております。
1つ、2つの後遺症などの心配よりも、本体交換しか策が無くなる方が
よほどショックが大きいでしょう。
異常な症状が出始めたという事は重い軽いというものではありません
なんでも症状が表に出たという事は相当に酷いと理解した方が賢明です。
当店で改善修理した方でも本体交換したぐらいに回復出来るもんだと勘違いされて
いる方も何人かは見かけます。
この症状は取れないんですか?などと。
それが取れたら100%回復ですが、それが取れないのが後遺症状なんですよ。 と・・・・。
相当改善するものですから、1つ2つ現れる症状が気になるのでしょうけども
それは我慢してくださいね。
ゆっくり気にならなくなっていくものも有りますので焦らず、それよりもどんどん乗ってください。
改善修理しても乗らないと当たりが付きませんので、本当にどんどん乗ってください。
また、冬場も想定してATFもそ入れぞれの症状に合わせて選択しております。
今年にお夏は相当暑いです。
新油も熱ダレするくらいAT内の温度は上昇しております。
ホンダのオートマは熱に大変敏感でも有り弱いところでもあります。
だからATFの選択や交換サイクルは間違えると大変な目にあう事も忘れずにいてください。
こうしてしまったのは機械ではないという事です。
オーナーさんの責任も大いに有るという事ですので。
続く・・・・。