シビックハイブリッドCVT不調

こんにちは。
昨日は世界的に寒かったようですね。
アメリカ本土、ハワイも氷点下になったなんて
やはり地球はどこかおかしくなってるんでしょうか。

ロシアでも怪現象が起こったようで
日本もあちこちで噴火やその前兆などもあり
総選挙なんてやってる場合ではなかったりして・・・・。

さて、昨日は茨城県水戸市よりシビックハイブリッドのH様が
オートマの不調で御来店くださいました。
事前にお電話で相談をお受けしまして結果は判らないが
点検も兼ねてみてほしいというご要望で点検させて頂きました。
H様シビックハイブリッドCVT不調

症状は発進時にジャダーなんていうものではなく
ガタンガタンという振動のもとで何とか加速していき
また減速時は同じように振動とともに停止、しかしアイドリングも保てない程
ハンチングを起こしています。

当店の前にホンダディーラーでCVTフルードを交換したが変化は無しという事でしたが
あまりその結果についてはCVT交換が良いがあまり乗り気ではないような感じだったとか。
こちらとしては交換前のオイルの状態や鉄粉がどうだったとかの情報が有れば良いのですが
祖に様な回答はなかったそうです。

もしかしたら上抜きで交換したのかな?と思えばそのような説明もできませんが。
H様の了解のもとCVTフルードを抜かせてもらいました。
それがこの状態。
DSCF2022

凄い鉄粉。
しかも大きめの鉄粉が沢山付着してます。
やはり振動は内部で間違いなくインターミディエイトプレートだと思います。
このままではベルト破損なんて事になりそうな感じ。

でもこれはおそらく制御関係やバルブボディに詰まりが出てこのような
状態になったんではと思いますが、このタイプのCVTで珍しいと思います。
1度新油を入れて洗浄を行いもう1度抜きましたがやはり鉄粉はまだ出てきます。

とりあえず何か変化が出てるかどうか確認の為走ってみました。
前よりは軽さというかスムーズさは戻った感はありましたが
ガタンガタンという振動は変わらず。

これ以上は無理と判断。
通常ATで言えばギヤが破損してるような状態。
本体交換しかないと判断です。

しかし、リビルトがなーいのです。
そう、無いんですよね。
このタイプはめったには出ないと思います。
このタイプのCVTは何車種かありますがあまり症例も無いです。

ましてやハイブリッドになるとなおさら。
そうこうしていましたら中古品が見つかったと連絡が来ました。
1つは11万km走行車、正直論外です。
もう1つは2万km走行車。

これは良いじゃない!
でも中古品とはいえ2万km、ましてやレアなタイプなので
ちょっと高め。

でも仕方ないですね。
これ現物修理したら恐らく40万円以上しそうな感じがします。
このタイプのCVTってすべてがCVT内部に集中しているため
あの鉄粉を見るとこれは再使用不能だろうと。
またインターミディエイトプレートも交換になってしまうと考えると
最低でも40万円という価格は算出できます。

それならこの中古の方が当然安くまた2万kmなので中古リスクも少ないし
一応3ヶ月は保証されているのでこの中古を交換する事になりました。

今回は残念でしたが、こうなった原因はCVTフルードの交換サイクルが長すぎたのと
その際の交換の失敗だったのではないかと思います。
それ以外ですと部品不良としか考えられません。

CVTフルード交換、やはりなめてかかったらいかんぜよ! だね。
難しんですよ。

久しぶりの入庫情報です。
ラグレイト不調の方や信頼できるラグレイトがほしい方に朗報です。
後期型エクスクルーシブが入庫しましました。
詳しくはHP在庫車で御確認下さい。
宜しくお願いします。

★先日HPでも御報告していますが22日から24日まで臨時休業となります。
     25日は定休日の為26日から通常通り営業しております。
   大変ご迷惑をおかけしますが何卒ご理解の程宜しくお願い致します。

続く・・・・。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です