鉄粉で状態がわかります

こんにちは。
もう6月も最終週に突入でーす。
早い!

2014年ももう半分を終わろうとしています。
来週からは7月が始まります。
後半ですよ。

のんびり毎日を過ごしていると
あっという間に1年経っちゃいますから
充実した1日1日を過ごしましょうね。

さて昨日は久しぶりにすごいオートマを2台みました。
2台ともラグレイト。
前期、後期です。

まずは後期型から行きましょう。
横須賀より御来店頂きましたY様。
Y様ラグレイトオートマ不調
購入してまだ間もなく、オートマの変速に違和感を感じていて
点検を依頼されましたが、こちらに来る途中Dランプが点滅してしまい
その状態のまま何とか無事御来店くださいました。

早速ECUチェックしましたらPコードが検出しました。
Y様の訴えている3速時という事からPコードを照らし合わせますと
整合性が取れています。

ATFをレベルゲージで確認しますと十分すぎる程
汚れています。
恐らく1度、しかも部分交換程度ではと思うような感じがしました。

実際抜いてみましたらやはり汚れは凄い。
また鉄粉が久しぶりの大盛り状態。
DSCF1702

完全にシフトタイミングが合っていないと判ります。
クラッチにもだいぶ影響していると感じます。

本日はとりあえずATFをキッチリ交換して
どのような変化が起こるのかやってみる事にしました。
日帰り入院の為出来る事は限られます。

やはり鉄粉がどんどん出てきます。
これ中途半端に交換作業したら危ないでしょうね。

何とか鉄粉の量も少なくなり、ATFも綺麗になりましたので
テスト走行に出てみました。
正直、3速時は少し違和感はありますがチェックランプが点灯するようなことはありません。
しかし、いずれにせよ第2ラウンドの修理は必要だと思います。
ただし、第1ラウンドでココまで回復出来ればまずまずだと思います。

恐るべし、わが社のATF交換の技!

なんっちゃって(笑)

そしてもうひと方ですが、埼玉県のふじみ野市から御来店されましたS様。
S様は前期型のラグレイトです。
S様ラグレイトオートマ不調

まだ距離も7万km弱。
中古車購入からまだ5カ月ほど。

おととい突然高速走行後から2速の入りが悪くなり
ガラガラと空回りするような音がし始めたそうです。

という事で緊急的に御来店頂きました。
お客様の予算もありますし、最悪AT交換の可能性もある為
まずは点検兼ねて最低限の作業を施工する事に。

まずATFチェックです。
やはり汚れは先程ラグレイトに匹敵するほど汚れています。
またATFの量が少ないです。

確認しますとデフのオイルシールから量的には判りませんが
漏れた形跡があります。

とりあえずATFを抜いてみます。
恐らく鉄粉は相当量出ていると思いましたが
案の定すごいですね。
DSCF1707

比較的大きな鉄粉も相当出てます。
ギヤがかみ合ってないような感じでしたので
出ていて当たり前ですが、それにしても出るわ出るわ、鉄粉君。

これが回ってしまうと大変ですからね。
回らないよう念入りに綺麗にしていきます。

そしていつものテスト走行。
正直、変調は何かしらあるだろうと予想しながら
走り出しましたが、なんとやら!
変調は何も感じません。

一喜一憂できませんが、いつもより多めの距離をテスト走行しましたが
今現在は安定しています。

とりあえずこれで1ヶ月程は様子を見て安定しているようなら
デフのオイルシールを交換すればいいのではと思います。

最悪ダメなケースも考えておかないとね。
AT交換になっちゃうとオイルシール交換が無駄になってしまいますから。

だんだん酷い車両が多くなってきましたね。
でも早めの処置が1番です。

手遅れになる前に早い処置を。
またいつもと違う変化を見落とさないように注意してください。

お気をつけて。

続く・・・・。

 

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