ホンダオートプレイス店長の小言

こんにちは。
８月ももう２週間を切りましたね。
学生たちはこれから宿題に追われる２週間。

懐かしいな～。

がんばれよー！

さて今日はこの暑さで悲鳴を上げた？２台ご紹介します。
１台はラグレイトでエンジンが不調になりチェックランプが点滅してしまったという
稲城市よりお越しのＡ様。
点検しますと１気筒死んでいる様子です。
よくあるイグニッションコイル不良でした。

ラグレイトオーナーなら経験している方多いかもしれませんね。
１本だけでしたので良かったですが、同じ部品。
いずれまたどれかダメになるかもね。

そしてもう１台は同じラグレイトで、千葉県よりお越しのＨ様。
Ｈ様のラグレイトはちょっと重症でした。
今年ホンダカーズでＡＴＦ交換はしていたのですが、高速走行中に突然トラブルに。
ギアが変わらずＤランプ点滅。
その後何とか帰宅したという事です。

本日御来店頂いた際も症状は同じ。
その症状とは３速シフト切り替えが遅い、吹け上がり、ジャダー等。
ジャダーが出ているので結構重症。
ＡＴＦをレベルゲージで確認しますと今年取り換えた割には汚れ（色）が
茶色。
単なる汚れなのかどうなのか。

点検しない事には判りませんから
今回オーナーさんと話し合いＡＴ内部を洗浄してどのように変化するかを見て
良くなれば、または改善方向に行けばまずはＯＫと。
何もやらずにＡＴ交換やオーバーホールという結論もどうかという事で
早速ＡＴ内部洗浄作業に。
１回目に抜いたＡＴＦは、焦げ臭い鼻を突く匂いでした。

相当クラッチディスクにダメージを与えた事がうかがえます。
そして鉄粉が洗浄する度に出てきたことから
大分シフトタイミングにずれも起きていたように感じます。
これは今に始まった事ではないと思います。

作業終了後今度は慣らしのテスト走行ですが
やはり作業直後は不穏な動きはまだ続いていましたが
徐々に走れば走る程安定して来ましたが
主原因というより引き起こしている原因部分が大分判ってきました。
クラッチディスク、プレートは今回の事で痛みは出ていますが
１番の原因はバルブボディのシフトバルブなどではと思います。
ゴミによる詰まりや熱が原因の損傷により油圧不良。

不穏な動きが多いのも納得できます。

大損傷がなければ、乗り方を変えてあげれば少しづつ乗りやすい方向に向かうかもしれません。
リハビリが必要なラグレイトでした。

後期型は３速が１番ダメージを受けるのが多いんです。
でも総括としてなぜこのようになったかは
想像でしか言えませんがオーナー様が購入の際販売店で（ホンダディーラーではありません）
ＡＴＦ交換が有るようなのできっと社外品だったと仮定すれば、ホンダカーズで入れた純正ＡＴＦと
ブレンド状態になりこのような状態を作ってしまったのではないでしょうか。

やはりＡＴＦ交換は奥が深く難しいという事です。
クラッチディスクが傷むのは結果であり、そうなる原因特定を追求するのが難しいのがオートマです。
こうならないように日ごろからＡＴメンテナンスは必要ですし、間違いのないＡＴＦ交換が重要だという事です。

みなさん気を付けてＡＴＦ交換の依頼をしましょう。

そして今日は間に東久留米市よりライフターボのＵ様がエンジンオイル交換で
御来店頂きました。（待ち作業のため画像取りそこないました）
いつも有難うございます。

機関上問題なかったですよ。
安心して乗ってください。

それでは今日の修理車のデータです。
エンジン不調のラグレイトは
１１年式
ＧＨ－ＲＬ１　
走行８４０００ｋｍ

オートマ不調のラグレイトは
１４年式
ＬＡ－ＲＬ１　５速オートマ
走行１０６０００ｋｍ

以上です。

まだまだ暑いです。
暑さが原因の故障がやはり多いようです。
メンテナンスやはり重要ですね。

続く・・・・。