なぜラグレイトはオートマが弱いの?

こんにちは。
ここのとこ天気が悪日が続きますね。
GW前に雨続きは嫌ですね・・・・。
早くスカッと晴れた空を見たい気分です。

今日は1週間の始まりですが、当店は1週間の終わりです。
明日は定休日、お休みです。

さて今日はみなさんからよく聞かれる疑問にお答えします。

なぜラグレイトはオートマが弱いんですか?

ハイ、それはですねホンダが手抜きをしたからなんです。
なんてそれは冗談です。

実はオートマに限らずラグレイトの故障の多くは車重が関係しているようです。
特に多いのがオートマに関わるトラブルですが、沢山見ていますと
原因の1つが見えてきます。
それはソレノイドなどのフィルターに付着している異物ですが
その成分は鉄粉とクラッチディスクのカスです。
鉄粉はミッションのドレーンボルトを外せばビッシリとマグネット部に付着しています。
ただしクラッチディスクのカスなどは付着できない為ミッション内を浮遊しています。

6万kmほどのラグレイトでも異常な症状は沢山出ています。
その全ては異物が原因でバルブボディのシフトバルブ等に噛みこんでしまったり
ソレノイドバルブに溜まってしまったりして異常な現象を引き起こしてしまいます。

でもなんでそんなに早くクラッチのカスが剥がれてしまうのかと言いますと
1つは急発進、急アクセルが要因、2つ目はATFの交換を行っていない、                                      または交換サイクルが長いまた、中途半端な交換方法、                                         3つ目はラグレイトの車重が考えられます。

1番目はホンダエンジンだしVTECだとしょうがないと思いますね。(苦笑)
2番目はディーラーはまず全容量交換はしない。下抜き3ℓがいいとこ。
これではやらない方がまし! 
ATF交換後症状が出始めたというユーザーは沢山います。
3番目は2トンという車重がクラッチに相当負担を掛けているように思います。

当店では乗る乗らないに限らず2年又は2万kmの交換サイクルをお勧めします。
レベルゲージでの点検ではさほど汚れていないかなと思っても実際抜いてみますと
相当黒ずんでいます。
新油はピンクですがそれが徐々に茶色くなってその後黒くなります。
色での交換目安は薄茶色なら迷わず交換しましょう!

また、オートマが1番傷むのはこれから夏の間です。
油断大敵!
昨日まで大丈夫だったのにという方、沢山見ています。
気を付けて。

さて、先日からお預かりしておりますラグレイトの改善修理ですが
ようやく作業が終わりました。
これから新油を馴染ませていきますが、改善後の第1印象はやはり抵抗が無くなった感じです。
アクセルが軽く感じるといった方が分かりやすいですかね。
これは改善率が高ければ高いほどそう感じます。

変速ショックも無くなりスムーズに変速していきます。
エンジンが吹け上がる感もなく良い仕上がりです。
でもこれからお客さま自身で新しい当たりというか癖を付けていただきます。
人間で言うとリハビリみたいなものです。
今までと同じ走りをしていればまたダメにしてしまいますので
十分に気を付けて維持して頂きたいと思います。

先にも書きましたが原因は走り方や車重等が原因だという事を忘れずに。

続く・・・・。